忙しくてなかなか時間がとれない中、どこから手を付けたらいいかも迷ったことありませんか?読んでいると書けるようにならねばと焦り、書き始めるとボキャブラリーをもっと補強しなければと痛感する…。
英語は知識においてもスキルにおいても日頃の蓄積が全て。身体に定着させるには一定の強度で身体に押し込み続ける必要があります。
ニュース、いいですよ。
英語学習にニュースを活用するメリット
日々英語に触れようとしたとき、スピーキングやライティングは時と場所の制約が生じます。その点、リーディングやリスニングであれば電車の中でも夜中でもできるので、比較的取り組みやすいです。ついでにリスニングやボキャブラリーもセットにしやすく効率的でもあります。
さらにそこからライティングやスピーキングに拡張することも可能。
しかもニュースは毎日新しい素材が生まれ続けています。身の回りの出来事なので、状況や文脈も受け入れやすく吸収しやすいし、飽きにくくもあります。
CEFRのA2からC1超まで、多様なサービスがあるので、特色を含めてご紹介します。
英語ニュースの分類
意外にメディアの種類としては限られていて、紙の新聞を除けばウェブ、アプリ、YouTube、ポッドキャストの4種類くらい。
いずれも文字と音声(ポッドキャスト以外は映像も)が利用可能ですが、さらに特徴的な機能を搭載できる点でアプリの自由度が高いです。
簡単にまとめると次のようになります。
英語ニュースアプリ
アプリ | プラン | 価格 | 記事の特徴 | App Store |
レシピー |
|
| 60種のメディア記事。 500〜1000語程度。 和訳付き記事あり。 音声は有料。 | 4.5 |
StudyNow! |
|
| 30種以上のカテゴリー。 | 4.5 |
スマート | 無料 | 無料 | 国内外メディア22種。 音声なし。 和訳なし。 | 4.3 |
時事通信 | 無料 | 無料 | 国際、国内、ビジネスの3種類だけ。 和訳あり。 | 4.1 |
英語 | 無料 | 無料 | 8ジャンル。 | 4.6 |
Listen News | 無料 | 無料 | 世界のニュース30種。 和訳はGoogle翻訳連動。 | 4.5 |
上表の有料アプリの一部のプランには期間の制約があります(最低3ヶ月とか)。
英語ニュースをリーディング素材として利用するだけならすべて無料(プラン)で利用できます。
英語ニュースサイト
1番目はNHKのラジオ講座、2〜4番目はオンライン英会話の教材、最後の2つは通常のウェブサイトです。
アプリ | 価格 | 記事の特徴 |
NHK | 無料 | 150語(&4段落程度)。 NHK国際放送より。 |
DMM英会話 | 無料 | 500語程度。 |
Native Camp | 無料 | レベルは10段階でPreA1〜C1をカバー。 |
Weblio英会話 | 無料 | 3レベル設定(200語/250語/300語) 同一テーマを3レベルで展開。 |
レアジョブ | 無料 | ウイークリー 200語程度。 毎週1カテゴリー更新。 音声あり。和訳は本文にはなし。 デイリー 300語程度。 毎日1記事追加。 音声あり。和訳なし。 |
時事通信 | 無料 | アプリと同内容。 |
やさしく読める | 無料 | 80語程度。 |
恐るべき充実ぶりです。とりわけNHK講座の質の高さ、オンライン英会話系各社の工夫はすばらしいと思います。
オンライン英会話系の教材は、内容理解の設問やディスカッションのテーマが提供されていて、これをネタに話すトレーニングをするのは確かにいい!オンライン英会話は課題感をしっかり持って臨まないとけっこう空回りしてしまいがちなので。ニュースのリーディングからスピーキングにつなげていくのは有効ですね。ただし今回のテーマから外れるのでまた別の機会に。
その他のメディア
ニュースといえば、まず思い起こすのはNew York TimesやThe Washington Postなどの大手メディアですよね。テレビ系のBBC、CNN、VOAなど、語学教育コンテンツも兼ね備えているところもあります。
ですが、そうした大手主要メディアは政治経済の固い話題が多く、しかも長い記事も多いので学習素材として読むにはハードル高め。CEFR C1以上の人向けかと思います。CEFR B2以下の人には複数メディアから再編集された素材を利用されることを強くお勧めします。
英語学習者としては学習に適した素材を読むことが最優先ですから、特定の会社のニュースを読み続けるよりも、複数のソースから学習用に厳選された記事を学習に適した形で利用できるほうが使い心地もいいですし、学習効果も高いです。
そういうわけで当ページでは特定の大手メディアは紹介していませんが、大手メディアを含む複数ニュースをまとめてくれるアプリを紹介しています。
おすすめ英語ニュース
実際のところ、おすすめ教材の選ぶには選択基準がいろいろあります。レベルによって必要な機能や適した内容も異なるので、基準の数だけおすすめ教材があると言えます。
それぞれ気に入った人が使えばいいのですが、特に「こういう場合だったらコレ!」と言えるものも確かにありますので、それをシェアしていきたいと思います。
TOEIC500〜800だけど学習習慣をつけてもっと伸ばしたい
CEFRではA2〜B1くらい。英検ならば準2級〜2級くらいの人で、まだまだいろいろ足りないなあ〜と感じている人を想定しています。
必要な要素をまとめるとこんな感じ。
- 英文は難しすぎない。
- 英文は長すぎない。
- 単語や音声のサポート付き。
- 学習進捗管理付き。
- とっつきやすい(写真付き)
「読む」機能を中心に、英語学習に必要な機能がバランスよく備わった教材がおすすめです。
ざっくり英語ニュース!が最も挫折しにくく学習しやすいパッケージになっていると感じ、1位評価させていただきました。どちらかというとやさしめ。シンプルだけど記事のチョイスもいいし解説が良心的。似た語句の比較がたっぷり解説されているのもとても役に立ちます。
レシピーもCEFRのB1レベル以上の方で有料版も利用可能であれば極めて素晴らしい教材ですが、今回の選定基準ではもう少し下のレベルから取り組むことができ、音声も利用できることを条件に含めていたため、2位とさせていただきました。いい教材なのにややとっつきにくい印象があるのも残念。実際に使ってみて初めて伝わるできの良さ。
3位はオンライン英会話のNative Campが提供するデイリーニュース(を勝手に使わせてもらう)です。
ここまで公開しちゃうの!?と思ってしまうくらい驚きの充実ぶりです。単語はともかく文法的には中学レベルの英文も含まれており、単語や音声はもちろん、内容理解を促す問いや読みの質を高めるスラッシュまで利用可能です。
今回の選定にあたっては、ブラウザで利用する点が若干面倒なこと、特定の記事のお気に入り登録や単語学習のサポートの点でアプリのほうが充実していたため、アプリを上位に評価させていただきました。
「読む」だけではもったいないと思っている
せっかく英文を読むのであれば、単語を覚えたり、リーディングからスピーキングやライティングに発展させたりしたいと思いませんか?
その分負担が増えるかもしれませんが、それに見合うだけのリターンが十分にあります。
- リーディング以外の領域も学習可能。
- 学習機能が充実(進捗管理や語句登録など)
- 記事のジャンルやレベルに幅があって選べる。
レシピー再登場です。機能とコンテンツの充実度はダントツです。
無料版はニュースの読みが中心ですが、プランを上げるとネイティブの添削が受けられたり、オンライン英会話を利用できたり、コーチングまで受けられたりします。要するにワンストップ英語学習環境なのです。実際に使ってみて初めて伝わるできの良さ。
2位はNative Campのデイリーニュース。
これまた再登場。アプリなので個人的な学習履歴やコンテンツの保存はできませんが、ニュース記事を起点に自分の意見を表現したりコミュニケーションに展開させるための素材が充実しているので、各種英語検定試験のスピーキングやライティングに役立てることができます。その流れでオンライン英会話につなげるのがベストでしょう。
3位にはNHKのニュースで学ぶ現代英語を選びました。
ラジオですから一方通行ですが、伊藤サム先生の「反訳トレーニング」で前から読み下すトレーニングをすると、速読力がつくのはもちろん、リスニング力アップにもつながります。米山明日香先生による解説も充実していて、語彙を広げる工夫や聞き取りのポイントは必聴です。発音も毎度きれいなブリティッシュ発音を惚れ惚れしながら聴いてます。進捗管理や番組をどう利用するかは自分次第。
シンプルに、多くのニュースに触れたい
ニュースは一つの記事を深めることもできるし幅広く消化していくこともできますが、どちらを重視するかでおすすめ教材は変わります。そういうわけで、幅広くカバーするのに適した教材3選です。
「幅広く」と言っても、更新頻度やカバーするジャンル、メディア、地域など、結構いろいろな観点があります。
1位のレシピーは猛烈な更新頻度と収録メディアの多さで他を圧倒しています。そのうえ好きなサイトをレシピー化できるという秘密兵器まで備えており無敵です。
2位のListen Newsは英米を超えてグローバルなニュースを取り扱う点がユニークです。カナダやオーストラリアは当然として、シンガポールやインドといった英語が公用語・準公用語になっている国もカバー。さらにドイツ、韓国、台湾など、英語が公用語にはなっていない国も含まれています。
そうした国がグローバルなニュースをどう捉えているかを知りたいとき、英語で情報発信されていれば理解しやすいですよね。日本の報道と読み比べてみるのがおすすめの楽しみ方です。
3位にはスマートニュースが入りました。
通常のニュースリーダーとして非常に有名なアプリですよね。かつては英語の学習もできることをテレビCMでアピールしていました。確かにロイター、AP、共同通信などの通信社系ニュースで速報を押さえたり、VogueやTech Crunchで好みの内容を加えたりすることができます。
残念ながら音声や全文訳は付きません。単語はスマホの機能で簡単に確認できます。
日本語のニュースが充実していますので、とにかくニュースをまとめて読みたい場合はスマートニュースが便利です。
まとめ
3つの観点でおすすめニュースアプリ、ニュースサイトをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ランキングには入らなかったものも、私があれこれ見てきて「いいな」と思った教材です。それぞれに良さがあるのでぜひ一度試してみていただければ幸いです。
もちろんランクインした教材は本当にホレボレするような完成度だと思います。初めて使ってみた時の衝撃を今でも覚えていますが、それはランキングの後に補足した記事にある内容とほぼ一致します。
アプリは日々更新され、さらに進歩し続けていますので、評価や感想もまた変わっていくと思います。その進化を自分の学習にも反映させたいなあとも思います。
記事を読まれて何かお気づきの点などがありましたら、ぜひコメントをお寄せください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

ぜひコメントをお願いします!