
2024年度から番組内容が変更されました。この記事は2023年度の番組についての説明です!
NHK「ニュースで学ぶ現代英語」はご存じNHKラジオ講座の一つで、2022年4月にスタートした新しい番組です。この講座ではNHKワールドのニュースを素材として解説する形で英語学習が進みます。
番組の内容は、番組の冒頭で伊藤サム先生がこう説明されています。
日本や世界の動きを学びながら、一緒にスピーキングの力も伸ばしていきましょう!

これぞまさしくニュースで学ぶ現代英語。素材も解説も超一流超高コスパ!
講座の概要
内容・構成
時間帯
NHKラジオ第2放送で平日に放送されます。
本放送 月~金曜 午前9:30~9:45
再放送 月~金曜 午後3:45~4:00 日曜 午後10:00~11:15(5回分)
上記の他、放送日から1週間以内であれば「らじる★らじる」で好きな時間に聞けるようになっています。
出演者
【講師】米山明日香(青山学院大学准教授)
【講師・総合監修】伊藤サム(元「ジャパンタイムズ」編集局長)
【パートナー】トム・ケイン(翻訳家)
【ナビゲーター】秀島史香(ラジオDJほか)
これだけでも素晴らしいのに、別枠の解説文執筆者には、大門小百合さんのお名前までありますね。豪華。
講座の流れ
- ステップ1導入説明
タイトル(英語・日本語)➔リード文(英語・日本語)
最後に日本語で語句や内容解説。
- ステップ2ニュースの読み上げ
NHKワールドニュースの英文音声を一回通し読み。
通常は英文読み上げの前に内容に関する英語の質問を聞きます。その回答を考えながら英文を聞いていく形となり、必然的に集中して聞くことができます。しかも英語の質問の直後には日本語の補足も入り、脱落することもありません。
- ステップ3ニュースの説明
1文ずつトムさんが読み上げ➔講師の先生が日本語訳・解説。
読み上げの途中で、冒頭の質問に対する回答にあたる箇所に差し掛かります。すると「質問の答えがありましたね」といって質問&回答の解説が一旦挟まり、その後解説が再開する流れです。
解説が一通り終わったら、再び英文を通して聞きます。
- ステップ4AListening Point
月曜日〜水曜日(米山先生)文字通り、リスニングのポイントの解説です。
どんな部分に注意して聞くと聞き取りづらい中でも内容をうまく捉えられるようになるかなど、学習者の力になること間違いなしの実践的な知恵が詰まっています。
- ステップ4B反訳トレーニング
木曜日・金曜日(伊藤先生)伊藤先生「反訳とは日本語訳を元の英語へ戻すトレーニングです」。
本文中からほどよい文をピックアップし、いくつかのブロックに分け、ブロックごとに日本語から英語を再現できるようにしていきます。
トレーニングの流れ- ステップ1覚える
ブロック単位で日本語・英語を聞きリピート。
- ステップ2練習
ブロック単位で日本語を聞き英語を言う。
- ステップ3本番
日本語を1文まるごと聞き英語を言う。
- ステップ4CToday’s Takeaway
お持ち帰りポイントのコーナー。本文中の語句をピックアップして、丁寧に説明してくれます。役に立ちそうなことであればなんでも扱っているようです。実際とても有益です(少なくとも私レベルにはとても)。
ステップ4は3種類の学習ポイントが扱われますが、月曜日〜水曜日はListening PointとToday’s Takeawayの2項目、木曜日と金曜日は反訳トレーニングとToday’s Takeawayの2項目となります。
テキストは?
ありません。はい、ないんです。普通はNHKのラジオ講座と言ったら本屋さんであのテキストを買いますよね。でもこの講座は最新の「ニュース」を材料にしているので、紙の本を印刷する時間的余裕がないのだと思います。それだけ新鮮だということですね。
そのかわり、番組サイトのページがしっかり作られているので安心してください。
- 放送前1週間番組サイトに追加
1週間分の新しいタイトル・英文スクリプト(記事)が記事一覧に加わる。
- 放送日記事に詳細事項を追加
放送終了後に、当日放送分の和文、学習ポイントが表示されます。さらに英文スクリプトにもポイントとなる箇所にトムさんの読み上げ音声と解説が加わります。
おまけに、NHKワールドニュースの映像も閲覧可能になります。
- 放送1週間後ニュース映像が消滅
ニュース映像は1週間で消えてしまいます。
- 放送1ヶ月後記事一覧から消滅
放送から1ヶ月間は英文スクリプト、和文、学習ポイントが掲載されていますので、抜けてしまった日の分は1ヶ月間のうちにやっておきましょう。
1記事あたりの英文は150〜200語程度で、間にバイデン大統領の談話などリアルな音声がはさまることもしばしばあります。そのあたりがリスニングポイントでネタになります。
オススメすること・しないこと
ここがいい!
1週間前に国際放送で放送されたニュースそのものですから、それを聞き取れるようになることはすなわち英語ニュースが聞き取れるようになるということです。当たり前ですが。
旬な語句・表現が学べる点も利点ですね。
学習ポイントの質の高さを強調しておきます。英文スクリプトを読めば理解できるのに音声には耳がついていけないことってありませんか?特に学習者の都合なんて一切考慮せずに読まれる英語ニュースでは、弱形は本当に聞き取りにくいし連結しまくりだし、そもそも早くて処理がおいつかないし。
そういう素材なので、米山先生の解説が染み渡ります。毎日少しずつ「なるほど!」を積み上げていく効果は大きいです。
コンテンツは本当に充実しています。活かすも活かさないも自分次第。
オススメの学習者レベル
あくまでも私の感覚で。番組サイト上に「CEFR B2~C1レベル」と明記してあります。
CNNとかBBCなど英米のニュースよりは英語自体が聞き取りやすいですし、日本語訳や解説付きで学習できるので、学習したいのであればこちらでしょう。
短い素材でまずはトレーニングを積み、ステップアップするならここはオススメです。
オススメできないこと
NHKのラジオ講座は全般的にそうですが、一定のモチベーションが保てないと続けることができません。もしチャレンジしてみて辛かったら、一旦もう少し短いタイプの教材に切り替えたほうがいいかもしれません。「挫折して放置、英語から遠ざかる」パターンが一番もったいないです。
普通の人は聞けない時間帯に放送されます。日曜日にまとめ聞きをするか、らじる★らじるの「聞き逃し」サイトに行って過去1週間分の音声を聞くことで利用が可能になります。
このレベルの英文になると、さすがに政治・経済が普通に扱われます。英語の検定試験でもハイレベルになると内容的にも高度になりますよね。学生のうちはきついかもなあと思います(学生時代に私には無理)。
プラットフォーム
| iOS | Android | Web | その他 |
|---|---|---|---|
| ◯ | ◯ | ◯ | − |
まとめ
私は普段、移動の時間帯に聞き流し、昼休みや夜に見直す形で学習しています。反訳トレーニングの際声を出したいところですができないこともしばしばあり残念な思いをしています。
せっかくの素材ですので、音読素材とするなど、活用の幅は広いと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!




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